震災と耐震の概念

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欠陥部分の修理

地震破壊には建物の欠陥による強度不足が大きく影響すると考えて良い訳ですが、建築年の経過が進み、色々な欠陥が発生します。亀裂や劣化も、構造材や壁の腐りも心配です。目に見れる物も目に見えない部分もありますが、修理の必要性は非常に大きいと感じます。
破壊のメカニズムは、一固体に対して、弱い部分に揺れのエネルギーが集中しますので、この部分の破壊が始まる事で、連鎖的に、崩壊する訳です。円陣を組む守りで一人が転べば皆が転ぶと言うのに似ていますが、建物の場合は、全体で耐震すると言う理論が成り立ちますので、弱い場所は直さなければなりません。

町中を歩きますと、壁に亀裂が入っている住宅を良く見ます。中には、築年数が浅い建物にも有ります。長期的に見れば、雨水の染み込みによる内部の劣化や損傷が考えられますが、診断と言う考え方で見ますと、ひび割れの原因は何かという事になってしまう訳です。つまり、何処かの構造材がズレたか、壁自体の膨張によるものか、或いは、基礎が沈降したかなど様々な因子が想定できるのです。ここまで言いますと不安になりますよね!
しかし、実感論も地震を体験すれば変わります。実際に、構造を想像して下さい。新築であれ、不手際工事も手抜き工事も有る世の中。ひび割れは構造の不適当によるものが殆どで、次が、施工のいい加減さになります。例えば、柱と壁構造材の継ぎ手がデタラメなら、温度差やトラック程度の振動でもひびが入るのです。酷くなれば、柱に沿って割れてきます。基礎が規定通りでない場合は、特に弱い部分が下がり出します。中には浮いてしまって、建物が基礎を抱いているような事も有ります。造成地などに良くある話ですが、砂地の様な地盤では、少しの振動でも"液状化現象"が発生し、水分が上昇、地盤が沈降となり、結局建物の基礎が浮いてしまう訳です。当然、建物に亀裂が発生しますが、逆に見れば、目には確認できなくても、ひび割れや亀裂の原因として想像はしたい事です。ですから、ひびを見たら地盤、基礎に目を向けます。学者では無いですが。理屈で行けばそうなるのです。
耐震について語る上で、ひび割れや亀裂は、大切な前兆です。そして、事前に察知した上の補修や修理を促します。是非、小事を大事と考え、建物寿命を延ばす為にも、地震対策としても、早急なチェックと修理を願いたいと思います。